route-memo|鉄道旅の記録と旅程設計メモ

鉄道旅の記録と旅程設計メモ。国内完乗、海外・大陸鉄道、短期休暇でも行けるルートを考えます。

宗太郎駅の行き方を徹底解説|時刻表・アクセス・実際に行って分かった注意点

「宗太郎駅ってどうやって行くの?」
「本当に行けるの?取り残されない?」

結論から言うと、宗太郎駅には行けます。
ただし、時刻表を理解していないと高確率で詰みます。

この記事では、実際に訪問した体験をもとに、

・現実的な行き方
・時刻表の注意点
・取り残されないためのコツ

を分かりやすくまとめます。

宗太郎駅

目次:


宗太郎駅はどこにある?どんな駅?

宗太郎駅は宮崎県と大分県の県境付近にある日豊本線の駅で、いわゆる「秘境駅」として知られています。

・周囲は山に囲まれた立地
・人家はまばら
・利用者は極めて少ない

「行けるけど、普通の感覚で行く場所ではない」
そんなタイプの駅です。


宗太郎駅の行き方【結論】

もっとも現実的な方法はこれです。

延岡駅から始発で往復するルート

  • 延岡 5:53 発 → 宗太郎 6:23 着

  • 宗太郎 6:54 発 → 延岡 7:26 着

→鉄道で訪問する場合、2026年5月現在、実質この1択です


番外編:観光列車「36ぷらす3」で訪問できる?

36ぷらす3のルート(2026年5月現在土曜コースですが、もうすぐ長期運休)は、宗太郎駅に停車、一時下車できます。(そのまま離脱することは不可)

ただし、運行日が限られており、きっぷ争奪戦、運賃+グリーン特急料金が必要です。

運よく確保できたら、観光列車体験とセットで楽しめるようです。


なぜこの時間帯しかダメなのか

宗太郎駅の最大の問題はこれです。

列車本数が極端に少ない

具体的には、

  • 宗太郎 → 延岡:朝の1本のみ

  • 宗太郎 → 佐伯:次は夜まで来ない

つまり、乗り遅れるとほぼまる1日動けません

秘境駅でこれは普通に詰みます。


電車でのアクセス詳細(実体験ベース)

私は前日に延岡に前泊し、早朝に訪問しました。

夕方に東京から宮崎へ飛行機で移動し、そのまま延岡へ。
宗太郎駅は早朝しか現実的に行けないため、この前泊がほぼ必須になります。


●延岡駅 → 宗太郎駅

早朝の延岡駅はまだ人も少なく、静かな雰囲気。
始発前に窓口が開き、きっぷの対応も可能でした。

乗車したのは2両編成の普通列車。
車内は10人ほどで、意外にも家族連れがいて少し驚きました。

列車は山間部へと入り、
「本当に駅あるのか?」という雰囲気の中を進んでいきます。


●宗太郎駅に到着

到着後、下車したのは自分を含めて2人。
さらに駅には車で来ていたと思われる撮影者が1人いました。

駅の周囲はこんな感じです。

・人家はまばら
・すぐ近くに国道10号
・ただし案内はほぼなし

車でも簡単に来られる場所ではない

ナビなしだと普通に迷うと思います。

駐車場も整備されたものはなく、
「1台ならなんとか…」くらいのスペースがある程度でした。


宗太郎駅の注意点

① とにかく時刻表がすべて

これが一番大事です。時間をミスると帰れません。

実際、駅で待っている間も
「本当に列車来るよな…?」と少し不安になるレベルです。


② 滞在時間は短い

今回のスケジュールでは、

→約30分程度

長居する前提の駅ではありません。(30分でも結構十分です)


③ 車訪問も難易度高め

・案内が少ない(ナビ頼み)
・駐車場がない(かろうじて1台?)
・道が分かりにくい

→ 鉄道の方がむしろ安全に思えます

国道10号から宗太郎駅への分岐

宗太郎駅正面。階段になっておりこれ以上入れない。

階段を登ったところにある跨線橋。白い車のところには回り込める。1台くらいが限界か。

実際に帰れるのか?(体験)

滞在後、上り回送列車を見送り、
そのあとに来た延岡行き普通列車に乗車。

この列車を逃すとアウトなので、かなり緊張感があります。

この車内では検札も行われました。

帰りの列車は特急型車両。テーブル付きの座席で、
山を下りながら朝食を取る時間はかなり良かったです。

そして無事、延岡へ帰還。

「帰れるまでが宗太郎駅」です

上り回送列車と交換でやってきた普通列車(車両は特急型)

おすすめのプラン

現実的にはこの形になります。

① 前日:延岡に前泊
② 早朝:宗太郎駅往復
③ 午前以降:別エリア観光

→単体ではなく、旅程に組み込むのが正解です


まとめ|宗太郎駅は行ける?行くべき?

宗太郎駅は、

✔ 行ける(ただし制約が多い)
✔ 時刻表管理が必須
✔ 初心者にはややハード

という駅です。

逆に言えば、

「ちゃんと準備すれば確実に行ける秘境駅」

でもあります。


▶ 実際の訪問記はこちら

※現地の雰囲気や写真、細かい体験は別記事でまとめています(来週予定)


▶ついでに行った訪問地

・ホーバークラフト体験
・九州ローカル線旅


しっかり準備して、安全に楽しんでください。

砂漠と国境を越える鉄道ルート|シルクロード鉄道旅 ウズベキスタン〜カザフスタン編①

中央アジアを鉄道で横断する旅。

本記事では、ウズベキスタンのタシケントからカザフスタン西部のアクタウ、そして首都アスタナへと移動したルートの全体像を紹介します。

前編(カザフスタン〜ウズベキスタン編)に続く本シリーズでも引き続き、

・長距離夜行列車
・砂漠地帯の移動
・国際列車での国境越え

といった、「移動そのもの」が主役の旅になります。

※本記事は2025年頃の体験をもとにしています。現在とは状況が異なる場合があります。

アクタウ(マンギスタウ駅)にて

目次:


ルート概要

今回の移動ルートは以下の通りです。

・タシケント(ウズベキスタン)
・ヌクス
・アクタウ(カザフスタン)
・アスタナ

ウズベキスタン西部からカザフスタン西部へ、鉄道で国境を越えるルートです。

地図上で見るとシンプルですが、

実際には

・長時間の夜行列車
・本数の少ない区間
・駅ごとの運用の違い

などもあり、事前に流れを把握しておくと安心です。

今回も、有給休暇を合わせた連休の期間内(9日)で、前回の続きで行けるところまでという条件で、ルートを組んでいます。

(ルートが出せず。2都市のピンのみですが。。だいたい把握できれば)


このルートの特徴

① 移動距離が長い

タシケントからアクタウまでは、鉄道で丸2日近くかかります。

飛行機であれば数時間の距離ですが、あえて鉄道で移動することで、

・景色の変化
・車内での時間
・途中の街の雰囲気

をじっくり味わうことができます。


② 砂漠地帯を横断する

このルートの大きな特徴は、広大な砂漠地帯を走ることです。

都市間の移動というよりも、

「何もない場所をひたすら進む」

という感覚に近く、これまでの都市中心の旅とはまた違った体験になります。

中央アジアと聞いて思い浮かべる“砂漠の風景”は、この西部ルートで一気に現実のものになります。


③ 国際列車での国境越え

ヌクスからアクタウへ向かう列車では、車内で国境を越えます。

・長時間停車
・車内での出入国審査
・深夜帯の対応

など、日本ではなかなか体験できない流れになります。


旅の難易度と注意点

中央アジアの鉄道旅は、

・情報が少ない
・日本と運用が異なる
・暑さなど環境要因が厳しい

といった点で、ややハードルが高めです。

ただし、

・切符の手配
・駅での流れ
・車内の様子

を事前に把握しておけば、極端に難しいものではありません。

→「流れを知っているかどうか」で体感難易度が大きく変わる旅です。


記事一覧

本シリーズは以下の構成でお送りします。

▶ ②タシケント到着〜市内観光と夜行列車乗車
▶ ③タシケント→ヌクス 夜行列車編
▶ ④ヌクス観光と出発準備
▶ ⑤ヌクス→アクタウ 国際夜行列車編
▶ ⑥アクタウ到着、アスタナ経由での帰国

(順次リンクを追加予定)


前編はこちら

▶ シルクロード鉄道旅 カザフスタン〜ウズベキスタン編

前編では、アルマトイからタシケント・サマルカンド・ブハラといった都市を巡っています。

今回と合わせて読むと、中央アジア鉄道旅の全体像がつかみやすくなります。


シルクロード鉄道旅 全体シリーズ

本ブログでは、シルクロードを鉄道でたどる旅を複数の区間に分けて紹介しています。

中国国内編
中国〜カザフスタン編
カザフスタン〜ウズベキスタン編
・ウズベキスタン〜カザフスタン編(本シリーズ)

区間ごとに環境や鉄道事情が大きく異なり、それぞれ違った面白さがあります。

全体を通して読むと、ユーラシア大陸を鉄道でつないでいく流れが見えてきます。


まとめ|移動そのものを楽しむ旅

この区間は、

・観光地を巡る旅
というよりも、「移動の過程そのものを楽しむ旅」です。

長時間の列車移動、何もない景色、国境越え。

一見すると不便にも思える要素が、逆に印象に残る体験になります。

これから実際の乗車や各都市の様子を、順に紹介していきます。


シルクロード鉄道旅 ウズベキスタン~カザフスタン編

▶次回:②タシケント到着〜市内観光と夜行列車乗車

中央アジア鉄道旅のルートと全記録|夜行列車と高速鉄道で巡るアルマトイ〜サマルカンド|シルクロード鉄道旅 カザフスタン〜ウズベキスタン編⑨まとめ

中央アジアを鉄道で横断する旅。

カザフスタンのアルマトイから始まり、
ウズベキスタンのタシケント、ブハラ、サマルカンドへ。

夜行列車と高速列車を乗り継ぎながら、
移動と観光を組み合わせて進むルートです。

この記事では、この旅の全体像と、各記事への導線をまとめています。

※本記事は2019年頃の体験をもとにしています。現在とは状況が異なる場合があります。

タシケントの鉄道博物館にて

目次:


ルート全体|アルマトイからサマルカンドへ

今回のルートはシンプルにすると以下の流れです。

アルマトイ  
↓(夜行列車)  
タシケント  
↓(夜行列車)  
ブハラ  
↓(高速列車:アフラシャブ号)  
サマルカンド  
↓(夜行列車)  
タシケント  

鉄道を軸にしながら、都市ごとに滞在を挟む構成です。


この旅の特徴|移動そのものが体験になる

このルートの面白さは、単なる移動ではなく、

「列車そのものが体験になる」

点にあります。

・国境を越える夜行列車  
・2人用個室の寝台  
・3等車の開放寝台  
・高速列車アフラシャブ号  

同じ「列車」でも、まったく違う体験が連続していきます。


 記事一覧|旅の流れに沿って読む

▶ ① 導入編
旅の全体像と、このルートの組み立て方
旅の全体像はこちら

▶ ② アルマトイ編
到着から市内滞在、出発まで
アルマトイ市内滞在/観光はこちら

▶ ③ 夜行列車(アルマトイ→タシケント)
国境越えのリアルと乗車体験
国境越え列車体験はこちら

▶ ④ タシケント編
猛暑の中での休憩と準備
タシケント市内での休憩滞在はこちら

▶ ⑤ 夜行列車+ブハラ観光
移動とイスラム建築の入り口
ブハラへの夜行列車体験とブハラ観光はこちら

▶ ⑥ アフラシャブ号+サマルカンド
高速列車と圧倒的な歴史都市
アフラシャブ号乗車体験とサマルカンド観光はこちら

▶ ⑦ 帰国編
夜行列車で戻り、旅の終わりへ
3等開放寝台の夜行列車とタシケントミニ観光はこちら

▶ ⑧ 実体験TIPS
実体験で感じたTIPS
実体験で感じたTIPSはこちら


実際にやって分かったこと

この旅を通して感じたのは、

「移動の設計が旅の質を決める」

ということでした。

・どこで夜行を使うか  
・どこで休むか  
・どこで無理をしないか  

この判断によって、体力の消耗や行動の自由度が大きく変わります。

特に中央アジアのような環境では、

「休むこと」も戦略の一部

だと強く感じました。


これから行く人へ

このルートは、

・鉄道旅が好きな人  
・移動そのものを楽しみたい人  

にはかなりおすすめできます。

一方で、

・効率よく観光したい  
・1箇所をどっぷり観光したい  

という場合は、少し工夫が必要です。


ルート設計について

今回のような旅は、一発で検索して出てくるものではありません。

複数の情報を組み合わせて、ルートを組み立てる必要があります。

その考え方については、こちらの記事にまとめています。

▶ 鉄道旅のルート設計方法

route-memo.hatenadiary.com

このシリーズが、これから同じような旅を考える人の参考になれば幸いです。


シルクロード鉄道旅 カザフスタン→ウズベキスタン編

▶ 前回:⑧TIPS

ナムトック線は日帰りできる?行き方と乗り通し体験|タイ国鉄乗車記

2016年に、3連休だけでタイへ弾丸渡航し、
ナムトック線を1日で乗り通してきました。

結論から言うと、

「バンコクからナムトック線は日帰りで往復可能」

です。

ただし、
時間配分やアクセスを間違えると成立しないため、
事前の把握が重要になります。

※本記事は2016年の体験をもとにしています。現在とは状況が異なる場合があります。

客車列車で往く

目次:

ナムトック線とは|ルートと概要

ナムトック線は、
バンコク(トンブリー)から西へ延びるローカル線で、

カンチャナブリーを経て、
ナムトックまで至る路線です。

いわゆる「泰緬鉄道」の一部として知られ、
途中には有名な見どころも点在しています。

この、ナムトック線をひたすら1日で往復してきました。

トンブリー駅への行き方|ここが最大の難所

ナムトック線の列車は、
(当時は)バンコク中心部のフアランポーン駅ではなく、

川を挟んだトンブリー駅が始発でした。

このアクセスが少し厄介で、

当時は
・チャオプラヤー・エクスプレスボート  
・徒歩  

で向かう必要がありました。

(現在はMRTが近くまで通っているようです)

実際、この日は時間読みを誤り、
最後は走ってギリギリで乗車。

この朝イチの列車を逃すと成立しないため、
余裕を持った移動が必須です。

チャオプラヤー・エクスプレスでトンブリー近くの川岸へ

なんとか駅に到着

ナムトック線に乗車|長距離客車列車の旅

無事に乗車し、列車はゆっくりと発車。

大編成の客車列車が、
バンコク郊外へと進んでいきます。

日が昇るにつれて気温は上昇し、
乗っているだけで日焼けするほどの暑さ。

車内では頻繁に物売りが回ってきます。

食事の準備をしていなかったため、
パッタイなどを購入。

意外と美味しく、
特に問題もありませんでしたが、あまり他に買っている人を見かけませんでした。

列車は徐々にスピードを上げ、
長距離をひたすら走り続けます。

気晴らしに車内を歩くと、
デッキの乗降ドアは全開放。

開放感のある、どこか大らかな雰囲気の列車でした。

車内。木製部分が目に付く。

ゆっくりトンブリーを発車

ドア大解放

見どころ|クウェー川鉄橋とタムクラセー桟道橋

カンチャナブリー付近に差し掛かると、
観光客や地元の人で車内も賑わってきます。

有名なクウェー川鉄橋を通過した後、

この路線最大の見どころである
タムクラセー桟道橋へ。

山肌に張り付くような木製の橋を、
列車がゆっくりと進んでいきます。

歩くような速度で進むこの区間は、
スリルと景色の両方を楽しめるハイライトでした。

結構長い編成

クウェー川鉄橋と観光客

車内も混み合う

ゆっくり進むがスリリング

ここも崖の上で地味に怖い

ホームからはみ出しているが、駅。

ナムトック到着と折り返し|日帰り成立のポイント

終点ナムトックに到着すると、
多くの乗客はその先の滝など観光地へと向かっていきます。

一方で私は今回はそのまま折り返し。

到着後すぐに帰りの切符を購入し、
短時間で再び同じ列車に乗車します。

この「即折り返し」が、
日帰り成立の最大のポイントです。

帰路も同様に長時間の客車列車を楽しみつつ、
夕方にはトンブリーへ戻ってきました。

ナムトック到着。大勢がこの先の観光地へ。

ナムトック

折り返しの列車に乗車中

トンブリーに戻ってきたのは日も落ちる頃

往復した編成

注意点とコツ|弾丸で乗るならここに注意

今回の経験から、いくつかポイントをまとめます。

・トンブリー駅へのアクセスは余裕を持つ  
・食事は事前に用意するか車内販売を利用  
・長時間乗車になるため水分は多めに  
・日差し対策は必須  

また、外国人料金(当時、全線一律100バーツ)は
現地価格と比べると高めですが、
日本円では大きな負担ではありません。

まとめ|乗り通しも良いが、観光と組み合わせもおすすめ

ナムトック線の乗り通しは、

・長距離客車列車  
・ローカルな車内の雰囲気  
・スリリングな木製橋  

といった体験ができる、
非常に満足度の高い鉄道旅でした。

一方で、

カンチャナブリー周辺は観光地も多いため、

・片道は鉄道、片道はミニバス  
・現地で1泊する  

といった組み合わせも良さそうです。

短期間でも成立する一方で、
時間に余裕があればさらに楽しめる路線でした。

シルクロード鉄道旅の実践TIPS|中央アジア国際列車の乗り方・予約・注意点まとめ|シルクロード鉄道旅 カザフスタン〜ウズベキスタン編⑧

シルクロード鉄道旅(カザフスタン〜ウズベキスタン編)で実際に感じた、
「事前に知っておくと楽になるポイント」をまとめました。

本記事では実務的な内容を中心に整理しています。

※本記事は2019年頃の体験をもとにしています。現在とは状況が異なる場合があります。

ブハラ行き夜行列車車内。一等。

目次:


切符の予約と受け取り

中央アジアの鉄道は、当時はオンライン予約が可能でしたが、

「そのままでは乗れない」ケースがありました。(当時)

自分の場合は、予約後に発行されるPDF(紙)を持参し、駅で紙の切符へ引き換えています。

特にウズベキスタンでは、

・駅構内ではなく別建物に窓口がある
・「касса(カッサ)」(ロシア語)と呼ばれる

といった点で少し戸惑いました。

ただし、窓口でPDF(紙)を見せるだけで発券はスムーズに進み、
会話もほとんど不要でした。

なお、オンライン予約について、私は「tickets.kz」というカザフスタンの代理店サイトを利用していました。

カザフスタン・テンゲ建てでの決済となるため、(ウズベキスタン国内のチケットを購入する場合)やや割高に感じる場面もありますが、

・ウズベキスタン国内の鉄道チケットも一括して購入できる
・サイトの動作が比較的安定している

といった点で使いやすい印象でした。

公式サイトが不安定な場合の選択肢として、検討してみてもよいと思います。


駅の使い分けに注意

タシケントには複数の駅があり、

・市内中心の駅(いわゆるタシケント駅)
・南駅(夜行列車の発着が多い)

といった使い分けがされています。

実際、自分も到着した駅と出発駅が異なっており、
タクシーで移動することになりました。

切符に記載された駅名は必ず確認することが重要です。


駅構内に入るまでの流れ

中央アジアの駅では、

・荷物検査
・パスポートチェック
・切符確認(スタンプ押印)

といった工程を経て構内に入ります。

日本の鉄道と違い、

駅に入ること自体が“搭乗手続きに近い”感覚

でした。

時間に余裕を持って到着しておくと安心です。


夜行列車の設備と注意点

夜行列車は等級によって大きく異なります。

・1等(2人個室)
・2等(4人コンパートメント)
・3等(開放寝台)

自分は1等と3等の両方を利用しましたが、

1等は快適で静か、
3等は開放的でローカル感が強い、

という違いがありました。

また印象的だったのは、停車中は冷房が効かないことがある点です。

走行中に発電する仕組みのため、
発車後に冷房が効き始めるケースがありました。


車内での過ごし方

長距離移動になるため、

・食料
・飲み物
・軽い暇つぶし

は事前に準備しておくと安心です。(日本からの持込も含む)

駅の売店は夜になると閉まっていることも多く、
当てにしないほうが安全です。


市内移動と暑さ対策

中央アジアの都市は、

・広い
・日差しが強い
・気温が高い

という特徴があります。

そのため、

・無理に詰め込まない
・昼は休憩を入れる
・宿を一時利用する

といった工夫がかなり重要でした。


両替と支払い事情

当時は現金中心で、

・紙幣の桁が大きい
・札束になる

という特徴がありました。

現在はキャッシュレスも普及しているようですが、最低限の現金は持っておくと安心です。


国境越えの流れ(簡易)

国際列車では、

・長時間停車
・車内での書類確認
・出入国審査

が行われます。

場合によっては深夜に起こされることもあるため、国境越えの時間帯はできれば事前に確認すると良いです。


まとめ|準備で難易度は大きく変わる

中央アジアの鉄道旅は、

・情報が少ない
・日本と勝手が違う

といった点でハードルが高く感じられます。

ただし、

・事前に流れを知る
・最低限の準備をする

これだけで、体感難易度はかなり下がります。

本記事が、これから同じルートをたどる方の参考になれば幸いです。


シルクロード鉄道旅 カザフスタン→ウズベキスタン編

▶ 前回:⑦タシケント帰還と帰国
▶ 次回:⑨まとめ記事

夜行列車でタシケントへ|3等寝台で戻り、中央アジア鉄道旅を一旦終える|シルクロード鉄道旅 カザフスタン〜ウズベキスタン編⑦

サマルカンドでの観光を終え、いよいよ帰路へ。

まずは夜行列車でタシケントへ戻り、
そこから日本へ向かいます。

※本記事は2019年頃の体験をもとにしています。現在とは状況が異なる場合があります。

▶ 導入編はこちら

目次:


サマルカンド駅へ|夜行列車乗車前の流れ

夜、サマルカンド駅へ。

荷物検査を受けて構内へ入り、
切符にはコンコース中央にいる係員からスタンプをもらいます。

駅構内の売店はすでに閉まっており、そのまま静かに待つことに。

食料や飲み物は、あらかじめ市内で調達済みです。

サマルカンド駅構内。夜間は結構静か。

サマルカンド駅発車標

やってきたタシケントへの夜行列車

夜行列車でタシケントへ|開放寝台のリアル

やってきた夜行列車に乗り込みます。

今回は、開放寝台の3等車。

座席として使うと、向かい合わせの2人席のような配置になります。

今回は運よく空いており、タシケントまでスペースをほぼ占有できたため、
比較的気楽に過ごすことができました。

個室とは違うものの、十分寝られる環境です。

夜明けの大地を進む

3等車開放寝台

3等車開放寝台。前後占有できたので楽。

タシケント再到着|移動と時間の使い方

朝、タシケントに到着。到着したのは、タシケント・ユーニー(南駅)でした。

そこからバスで市内へ移動します。

荷物をどうしたかは少し曖昧ですが、
駅で預けたか、どこかで一時的に置いていたはず。

夕方のフライトまではまだ時間があります。

この時間を使って、タシケント市内を少しだけ回ることにしました。

タシケント・ユーニー駅へ戻ってきた

駅前にてバスを探す

バスを発見。市内へ。

タシケント観光|鉄道博物館とバザール

まず向かったのは、タシケント駅近くの鉄道博物館。

屋外に旧ソ連圏の車両が並び、実際に間近で見ることができます。

こうした展示は現地でしか見られないものも多く、
じっくり見て回る価値がありました。

その後、再びチョルスー・バザールへ。

初日に訪れた場所ですが、今回は一人でゆっくりと見て回ります。

昼食は市場内のフードコートでシャシリク。

日中の暑さの中で飲む、市場のジュースがとにかく美味しかったのが印象的でした。

鉄道博物館入口

いろんな機関車

機関車、貨車も

客車も

釜の中はちょっと残念な状態

チョルスー・バザール(1)

チョルスー・バザール(2)

チョルスー・バザール(3)。フードコート。

チョルスー・バザール(4)。シャシリクを食べた。

チョルスー・バザール(5)。民芸品なども。

帰国前の準備|シャワーとリセット

帰国前に、もうひとつやっておきたかったこと。

タシケント・ユーニー駅近くの、
公衆トイレ兼シャワー施設で体をリフレッシュします。

ウズベキスタンではあまり見かけなかったため、
ここでシャワーを浴びられたのはありがたいポイントでした。

長時間フライト前に一度リセットできると、
その後の移動がかなり楽になります。

(後でタシケント空港にもシャワーらしき施設があることに気づきました)

ユーニー駅近くで見つけたシャワー施設。トイレ併設。

バスで空港へ。

タシケント空港国際線

入口は結構混み合っていた。なお、後年空港は改修されてきれいになっている。

空港で見つけたシャワー(?)。よく見るとシャワーっぽいマークが。

空港へ|帰国の途へ

市内バスで空港へ移動。

そこから仁川経由で、日本へ帰国しました。

こうして、中央アジアの鉄道旅は終わりを迎えます。

乗り継ぎの韓国で時間があり寄った昌徳宮(1)。

乗り継ぎの韓国で時間があり寄った昌徳宮(2)。

乗り継ぎの韓国で時間があり寄った昌徳宮(3)。

まとめ|移動を重ねた旅の終わり

アルマトイから始まり、
夜行列車や高速列車を乗り継いで進んだ今回の旅。

タシケント、ブハラ、サマルカンドと移動する中で、

「どう動くか」
「どこで休むか」

といった判断が、
旅の快適さを大きく左右することを実感しました。

シルクロードの途中として、中華的な文化圏から、中央アジア的イスラム圏へ移ってきた実感が湧いた、今回の旅シリーズでした。


シルクロード鉄道旅 カザフスタン→ウズベキスタン編

▶ 前回:⑥アフラシャブ号とサマルカンド観光
▶ 次回:⑧TIPS

SLばんえつ物語グリーン車に乗ってみた|1人席・展望フロア・普通車との違いを解説

去年、秋の乗り放題パスを使って、どこかへ行こうと考えていた旅。

せっかくなので、これまで乗ったことのなかったSLばんえつ物語号に乗ることにしました。

当初は普通車を予約していましたが、
結果的にグリーン車へアップグレード。

結論から言うと、

「追加料金を払ってでも乗る価値は十分にある」

と感じる体験でした。

目次:

乗車まで|当日グリーン車へ変更

最初は普通車を予約していたものの、
移動中にえきねっとで空席をチェックしていたところ、

会津若松→新津のグリーン車に空席を発見。

しかも1人掛け席。

これは乗るべきだと判断し、
乗車券分も含め追加で購入しました。

郡山から磐越西線に入り、昼頃に会津若松へ到着。

駅前の食堂で会津名物ソースかつ丼を食べ、
そのボリュームに満足します。

その後は駅周辺を散策したり、
周遊バスで軽く市内を回ったりしながら時間調整。

15:27の発車に合わせて、少し早めに駅へ向かいました。

駅前で食べたソースカツ丼

グリーン車の設備|展望フロアと座席

列車が入線。

グリーン車は新津方の先頭、
SLのすぐ後ろに連結されています。

まず印象的だったのが、連結部にある展望フロア。

グリーン車利用者だけが入れる空間で、
ガラス張りの開放的なつくり。

SL機関車のすぐ後ろという位置もあり、
走行中の様子を間近で見ることができます。(逆に会津若松行きだと最後方で開けた展望となるようです)

座席は1人掛け。

シートピッチ・リクライニングともに余裕があり、
長時間でもかなり楽に過ごせる仕様でした。

発車標

グリーン車入口

グリーン車内(1)。1+2の配置。

グリーン車内(2)。一人掛けシート。

グリーン車内(3)。二人掛けシート。

グリーン車内(4)。展望スペース。

走行中の体験|SLの迫力と車内の楽しみ

いよいよ発車。

客車らしいガタピシとした揺れはあるものの、
発車は非常にスムーズで静かです。

走り出すと意外なほどスピードがあり、
軽快に進んでいきます。

グリーン車は窓も大きく、
流れる景色がよく見えるのもポイント。

時折展望フロアへ移動し、
躍動するSL機関車を眺める時間も楽しめます。

車内には売店やサロンスペースも設置されています。

サロンスペースには昔ながらの丸形ポストがあり、
ここから投函すると特製の消印で配達されるとのこと。

途中、じゃんけん大会も開催され、
車両ごとに勝ち残った1名にノベルティがプレゼントされます。
(今回は残念ながら敗退)

また、野沢駅や津川駅などでは10分程度の停車時間があり、
機関車や駅舎の撮影タイムになります。

新津行きの場合、
グリーン車は機関車に最も近い位置にあるため、
すぐに撮影に向かえるのもメリットでした。

日が暮れてくると、
車内は一気に夜汽車の雰囲気に変わっていきます。

フリースペース(1)郵便ポスト

フリースペース(2)

 

普通車との違い|どちらを選ぶべきか

普通車も少し見て回りましたが、
こちらはレトロ木造客車列車の雰囲気が色濃く残っています。

この日は乗車率もそこまで高くなく、
ボックス席を占有できそうな余裕もありました。

雰囲気を楽しむなら普通車、

快適さや設備、体験の幅を重視するならグリーン車、

という違いになりそうです。

(なお、客車列車の雰囲気を楽しむなら、大井川鐵道のような乗車も面白いと思います。)

特に、

・展望フロアの有無  
・座席のゆとり  
・機関車に近い位置  (新津行きの場合)

といった点は、
グリーン車ならではの魅力でした。

牽引機関車

給水中?

オコジロウの家(津川駅待合室)

オコジロウの家の中

まとめ|グリーン車は乗る価値ある?

気がつくと新津に到着。

約3時間の乗車でしたが、
グリーン車ということもあり、

終始ゆったりとリラックスして過ごすことができました。

SLばんえつ物語のグリーン車は、

・展望フロアという専用空間  
・余裕のある座席  
・機関車に近いポジション  (新津行きのみ)

といった点で、普通車とは明確に異なる体験ができます。

追加料金はかかりますが、

「せっかく乗るなら体験を最大化したい」

という場合には、十分におすすめできる選択です。

一方で、

雰囲気重視であれば普通車も魅力的。

目的に応じて選ぶのが良さそうです。

終点。新津駅にて。

他の観光列車の乗車記はこちら