route-memo|鉄道旅の記録と旅程設計メモ

鉄道旅の記録と旅程設計メモ。国内完乗、海外・大陸鉄道、短期休暇でも行けるルートを考えます。

久留里線の終点・上総亀山を歩く〜次の列車まで3時間の散歩〜

上総亀山駅

1.久留里線の終点をもう一度訪ねる

久しぶりに、房総半島の奥へ向かうことにしました。

きっかけはニュースです。
JR東日本が、久留里線の末端区間、久留里〜上総亀山間について廃止届を提出したという報道を目にしました。

終点の
上総亀山駅
には以前も行ったことがあります。

ただその時は、列車で往復しただけ。
せっかくなら今回は、終点の周辺を歩いてみようと思い立ちました。

2.久留里線は本数が少ない

久留里線は本数が多い路線ではありません。

朝の数本を逃すと、次に終点・上総亀山まで行ける列車は午後2時ごろ到着の便になってしまいます。
今回はそのため、少し遅めに出発することにしました。

廃止のニュースの影響か、最近は訪問者も増えているらしい。
そこで、いきなり終点まで向かうのではなく、一本早い列車で途中の
久留里駅
まで行き、昼食を取る計画にしました。

もし途中で列車が遅れた場合は、
木更津駅
で昼食を取るバックアッププランも用意。
こういう小さな保険をかけておくと、気持ちがだいぶ楽になります。

また、上総亀山午後2頃の次の便は午後5時頃。約3時間、周辺散策の計画をざっくり立てておきます。

3.久留里で昼食

出発当日。
東京方面で少し電車が遅れており、途中で多少の焦りはありました。

ただ、今日はバックアッププランがある。
慌てずに動いていると、結果的には予定していた列車にきちんと間に合いました。

久留里では駅近くのタイ料理レストランへ。
こぢんまりした店ですが、落ち着いた雰囲気で居心地も良い。
旅先での昼食として、ちょうどよい時間になりました。

昼食。この他にサラダ、小鉢、デザート付き。

久留里駅から乗る乗客もそれなりにいた。

4.終点・上総亀山へ

昼食のあと、終点行きの列車に乗ります。

やってきたのは
キハE130系
の2両編成。

1両目には少し立ち客が出ていましたが、思っていたほどの混雑ではなく、座席に座って終点へ向かうことができました。

到着した上総亀山駅では、少し意外な光景がありました。
普段は無人駅のはずですが、この日は駅員が配置されています
訪問者の増加に対応しているのでしょう。

列車を降りると、多くの人が駅名標や車両の写真を撮っています。

しかし、それも十数分の間。
やがて折り返し列車が発車すると、ほとんどの乗客はそのまま帰ってしまいました。

駅は急に静かになります。

次の列車までは3時間
私は駅を離れ、散歩に出ることにしました。

終点、上総亀山で(1)。

終点、上総亀山で(2)。一緒に乗ってきたのか駅員がいて改札を行っていた。

存続を願う。が、すでに廃止届が出されてしまった。

上総亀山駅前には無料休憩所ができていた。

散歩に出る。畑へ突っ込まんばかりのエンドレール。

5.湖畔の温泉へ

まず向かったのは、湖畔にある日帰り温泉です。

目指すのは
湖水亭嵯峨野。

駅から歩いて30分弱ほど。
湖畔の道をのんびり進んでいきます。

ここの温泉は、少し黒みがかった特徴的なお湯。
静かな湯船に浸かりながら、しばらくのんびりと体を休めました。

こういう時間があると、旅の印象はずいぶん違ってきます。

湖畔をのんびり歩く

6.亀山湖を歩く

温泉のあと、近くをもう少し散歩してみることにしました。

目の前に広がるのは
亀山湖
房総半島の奥にあるダム湖で、周囲は思っていたより広いエリアです。

湖畔を歩き、亀山水天宮まで足を伸ばしてみました。

水面に立つ鳥居は、ちょっとだけ、厳島神社を思わせる雰囲気。

近くには早咲きの河津桜も咲いていて、思いがけず春めいた景色を楽しむことができました。

ベンチに座って30分ほど休憩。
この日は暖かい陽気で、湖畔の空気も穏やかでした。

水天宮の鳥居

水天宮周りの河津桜(1)

水天宮周りの河津桜(2)

7.夕暮れの終着駅

再び湖畔の道を歩き、上総亀山駅へ戻ります。

到着したのは午後5時ごろ。
今度の列車は、それほど多くの乗客はいません。

先ほどいた駅員の姿も、もうありませんでした。

やがて列車がやってきます。
夕暮れの中、久留里線の列車はゆっくりと終点を離れていきました。

静かなローカル線の旅の、穏やかな帰り道でした。

折り返し久留里行きにて帰る。