タシケントからの長い移動を終え、ヌクスに到着した翌日。
この日の夜には、いよいよ国境を越える夜行列車に乗る予定です。
出発は夕方。
それまでは、ヌクスの街で時間を過ごすことになります。
※本記事は2025年頃の体験をもとにしています。現在とは状況が異なる場合があります。
目次:
- ゆっくり始まる一日と街歩きへ
- モールと昼食、そして少しの安心感
- ザヴィツキー美術館と、思いがけない出来事
- 街を歩きながら、時間を持て余す
- 夜行列車に向けた準備
- 出発前、そして駅へ
- 国境を越える夜行列車へ
ゆっくり始まる一日と街歩きへ
この日は少し遅めのスタート。
ホテルで朝食をとり、チェックアウト。
荷物はフロントに預けて、身軽な状態で街に出ました。
目指すのは、街の中心らしきエリア。
地図を見ながら20分ほど歩くと、ぐっと開けた通りに出ます。
そのまま進むと、バスターミナルのような場所とバザールが並ぶ一帯に到着。
ヌクスの生活感が一気に見えてくるエリアです。
しばらくバザールを歩き回り、その隣にあるスーパーも物色。
こうした店巡りは、単なる観光というよりも、このあとの夜行列車に向けた買い出しも兼ねています。




モールと昼食、そして少しの安心感
さらに歩くと、ショッピングモールのような建物もありました。
中は衣料品や電化製品が中心ですが、旅行者にとってありがたいのはトイレがあること。
こういう場所は、見つけたら素直に利用しておくのが安心です。
昼食は、前日に行ったトルコ料理屋へ再訪。
一人でも入りやすく、メニューも分かりやすいので、こういうときに迷わず入れる店があるのは助かります。
同じ店にもう一度来るだけで、少しだけこの街に馴染んだ気がしました。


ザヴィツキー美術館と、思いがけない出来事
昼食後は、ヌクスで最も有名なスポットのひとつ、ザヴィツキー美術館へ。
入口の前にいたところで、女子学生らしきグループに声をかけられました。
一緒に写真を撮ってほしい、とのこと。
言われるがままに写真に収まりつつ、なぜ自分だったのかはよく分からないまま。
こういうちょっとした出来事も、旅の中では印象に残るものです。
美術館の中に入ってみると、これが予想以上に本格的でした。
展示点数も多く、前衛芸術のコレクションが中心とはいえ、それ以外の絵画もかなり充実しています。
正直なところ「地方の美術館」というイメージを持っていたのですが、いい意味で裏切られました。
この日は時間にも余裕があったので、ゆっくりと見て回ることに。
気づけばかなりの時間をここで過ごしていました。
街を歩きながら、時間を持て余す
もう一つ、近くにあった歴史博物館のような施設にも立ち寄ってみましたが、こちらはコンパクトであっさり見終わる規模。
その後は、特に明確な目的もなく街を歩き続けます。
とにかく暑い。
水分補給をしながら、無理をしないペースで移動。
とはいえ、正直なところ時間はやや持て余し気味でした。
再びバザールに戻り、あてもなく歩き回る。
こういう「やることがない時間」も、長旅の中ではひとつの側面なのかもしれません。

夜行列車に向けた準備
夕方が近づいてきたところで、この日の本来の目的に戻ります。
夜行列車での食事の調達です。
バザールやスーパーで、
・その日の夕食用のバーガー類
・翌朝用のサモサ
・翌昼用のパン
などを購入。
ただ、あとで食べたときに気づいたのですが、サモサは長時間持ち歩くと味が落ちるようでした。買ったら熱いうちに早めに食べるべきです。
さらに、この先は国境越え。
念のため、次の目的地で使うカザフスタンの通貨(テンゲ)も用意しておくことにしました。
バザール周辺にはいわゆる闇両替のような人たちが何人もいて、ちょっとドキドキしながら声をかけたところ、スム→テンゲの少額でも両替してくれました。メインはスム⇔ドルのようでしたが。
ついでに、お土産屋にも立ち寄り。
正直価格は高めでしたが、「カラカルパクスタン」と入ったものや、カラカルパクスタン語で書かれたものはなかなか他では見つからなさそうで、いくつか購入。
出発前、そして駅へ
一通り準備を終え、ホテルへ戻ります。
預けていた荷物を受け取ろうとしたところ、少し場所が変わっていて一瞬見つからず。
最後にちょっとしたバタバタはありつつも、無事回収。
そのままYandexGoでタクシーを呼び、ヌクス駅へ向かいました。
駅では、荷物検査とパスポートチェック、そしてチケット(今回はPDFを印刷したもの)を提示。
手続きを終えて構内へ。
列車を待つ間に、さきほど買っておいた食事を待てずに食べてしまいました。



国境を越える夜行列車へ
そして、いよいよ列車が入線。
ここから先は、国境を越えてカザフスタンへ向かう夜行列車。
この旅の中でも、ひとつの山場となる区間です。
少しの緊張とともに、列車へ乗り込みました。
シルクロード鉄道旅 ウズベキスタン~カザフスタン編
▶前回:③ヌクス行き夜行列車
▶次回:⑤国境を越える、アクタウへの夜行列車