今回のヨーロッパ鉄道旅で、最初に「乗ってみたい」と思ったのが、この“渡り鳥ルート”でした。
渡り鳥ルート。
ドイツとデンマークの間を、列車ごとフェリーに積み込んで海を渡るという、今となってはかなり珍しいルートです。
現在はユトランド半島経由、橋を通るルートに変更され、渡り鳥ルートは消滅。
だからこそ、乗れたこと自体が良い記録になった気がしています。
※本記事は2017年頃の体験を元にしています。現在は状況が異なることがあります。

目次:
ハンブルク中央駅で朝食、そして指定席確保
まずはハンブルク中央駅へ戻り、朝食探し。
……結果、またしてもマクドナルドでした。
今回の旅、かなりマクドナルド率が高い。
一応、日本から持参したマルチミネラル・ビタミンサプリで補ってはいましたが、食生活としてはだいぶ偏っていた気がします。
朝食後は窓口へ行き、コペンハーゲン行き列車の指定席を確保。
その後もしばらく中央駅をぶらぶらしてから、いよいよ列車へ向かいます。



コンパートメントで老夫婦と相席
コペンハーゲン行き列車は気動車。
ヨーロッパの長距離列車らしいコンパートメント席も連結されていました。
指定席へ向かうと、既に老夫婦が座っています。
つまり、「狭い個室で相席」状態。
なんとも言えない気まずさを感じつつ、とりあえず指定席へ座ります。
発車後もしばらくは、
「どうしたものかな……」
という感じでそのまま過ごしていました。



窓際席の確保に成功
ふと見ると、向かい側の窓際席には予約表示が出ていません。
ヨーロッパの列車では、窓上や座席付近のデジタル表示に予約区間が表示されることがあります。
どうやらこの席は空いていそう。
途中から誰か予約してくる可能性もありましたが、結局終点まで表示は変わらず。
無事、窓際席を確保できました。
やはり長距離列車では、車窓が見えるかどうかで満足度がかなり変わります。
ICEらしい高速走行
列車はICEの種別らしく、かなり良い速度で北へ飛ばしていきます。
ドイツ北部の平坦な風景を眺めながら進んでいくうちに、やがて列車はプットガルテンへ。
ここからが、このルート最大の見どころでした。


列車ごとフェリーへ
プットガルテンを出ると、列車はそのままフェリー内部へ入っていきます。
この瞬間が本当に面白かった。
巨大な船の内部へ、列車が吸い込まれていく。
どこか、「秘密基地に入っていく」ような感覚があります。
鉄道と船が直結している光景は、なかなか非日常的でした。


フェリー船内を探検
せっかくなので、45分ほどの航海中は船内へ。
簡単なホットドッグのようなもので昼食にしつつ、外の景色を眺めたり、船内を歩き回ったりして過ごします。
すると、思った以上にあっという間。
気づけば、そろそろ列車へ戻る時間になっていました。
列車への乗り降りも独特で、ホームではなく小さなタラップを使います。
こういう細かい部分まで含めて、かなり特殊な鉄道体験だったと思います。








海を渡り、デンマークへ
やがてフェリーはデンマーク側へ到着。
列車はそのまま陸へ上がっていきます。
シェンゲン圏内なので、特に国境審査などは無し。
あまりにも自然に国境を越えてしまうので、
→「本当に今、国をまたいだのか?」
という感覚すらあります。
そして海を渡ってしまうと、コペンハーゲンまでは意外なほどあっという間でした。

コペンハーゲン到着
その後、列車はコペンハーゲンへ到着。
まだ午後だったので、この後は半日ほど市内観光へ向かいます。
今回の旅の出発点だった“渡り鳥ルート”。
今はもう乗れないルートですが、
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列車
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フェリー
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国際列車
が一体化した、かなり印象深い移動体験でした。

ヨーロッパ縦断鉄道旅
▶前回:⑤座席夜行でハンブルクへ
▶次回:⑦コペンハーゲン半日観光〜帰国